香川県教育委員会は、建築家・丹下健三が手掛けた旧香川県立体育館の活用について、サウンディング型市場調査を実施する。参加申し込みは9月30日まで。8月2日~10月21日に提案書を受け付け、8月9日~10月29日に面談する。現地説明会は要望に応じて設定する。

旧香川県立体育館の外観(資料:香川県)
[画像のクリックで拡大表示]
市街の中心近くに位置する(資料:香川県)
[画像のクリックで拡大表示]

 旧香川県立体育館は1964年竣工。同じく丹下健三が設計し、今年国の重要文化財に決まった代々木競技場と同年の完成だ。しかし、競技ルールの変更などで公式試合の開催が難しくなったこと、耐震補強や改修に多額の費用が見込まれることから、2014年9月に閉館した。高松市の中心部に位置し、瀬戸内国際芸術祭の開催エリアであるほか、周辺には丹下の香川県庁舎東館をはじめとした戦後モダニズム建築が点在する。

 サウンディングでは、体育館にこだわらず「建物や立地、周辺環境の特長を生かした、施設の利活用の可能性」と、「利活用のあり方にふさわしい、具体的な建物の耐震補強・改修の考え方」について提案を求める。併せて、事業主体や想定される投資資金回収方法、条件整備などについて聞く。

 建物・土地は売却、賃貸借、使用貸借など、提案の内容に応じて権利設定する。耐震補強や改修、運営費用は原則として事業者の負担とする。2020年度に発注した場合の改修工事費の試算は、耐震補強、降雨対策、設備改修を含めて合計約18億円だ。