こまつドームの外観(出所:小松市)
こまつドームの外観(出所:小松市)
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アリーナの内部(出所:小松市)
アリーナの内部(出所:小松市)
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太線内エリアが提案対象エリア。生涯学習センターと人工芝グラウンドは設備改変の対象外だが、施設全体の一括管理など設備改変を伴わない提案の対象になる(出所:小松市)
太線内エリアが提案対象エリア。生涯学習センターと人工芝グラウンドは設備改変の対象外だが、施設全体の一括管理など設備改変を伴わない提案の対象になる(出所:小松市)
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 石川県小松市は、市が所有するドーム球場「こまつドーム」のアリーナ部分を中心とした利活用策について、公募型プロポーザルによる民間からの提案を募集している。2022年7月19日に募集を開始しており、同年10月17日が企画提案書の提出期限となる。

 応募者の資格は、日本国内で事業を営む者で、提案した内容を実行する意思と能力のある民間企業、NPO法人などの法人、個人事業主または各種団体。石川市は10月末から11月上旬にかけて応募者のプレゼンテーション審査を実施し、11月中旬、審査結果に基づいて優先交渉権者を決定する。

 優先交渉権者は提案内容の事業化に向けて市と協議し、双方が合意した場合、市は優先交渉権者との間で随意契約を締結、こまつドームのアリーナ部分を中心とした利活用策および管理運営の事業を実施する。事業の開始時期は、2024年春の北陸新幹線小松駅の開業に合わせて、2024年4月から2年以内のできるだけ早い時期を想定している。

 こまつドームは1997年のオープンから25年が経過し、現在の利用形態を今後も維持しようとした場合、アリーナ床面の人工芝張り替え(4億円以上)、天井照明のLED化(2億円)、電光掲示板(スコアボード)や音響施設の改修など、概算ベースで6億3000万円以上の費用が必要になると見込まれている。

 このため石川市ではアリーナ部分の大規模改修の必要性が高まる前に、既存の利用形態にこだわらない利活用を検討するべきと判断。今回の公募型プロポーザルでは、大胆な活用転換を含めて、民間事業者の自由な発想や独自のノウハウ、投資などを積極的に取り入れることで、改修の財政負担を軽減、あるいは代替機能によって改修を不要とする利活用の可能性を検討するとしている。

 駐車場などを含めたこまつドームの敷地面積は8万3470m2で、アリーナ部分の延床面積は1万9514m2(平面部は直径135m、1万4344m2)。客席数は1500席で、アリーナ平面部を開放すると最大1万人を収容できる。このほか生涯学習センターやナイター照明付きの人工芝グラウンドがあるが、これらは現在の利用形態を前提とした国からの補助金で整備・改修したエリアとなるため設備改変の対象外となる。