新美術館の整備予定地(鳥取県立美術館整備基本計画より)
[画像のクリックで拡大表示]
新美術館の目的・コンセプト(鳥取県立美術館整備基本計画の概要より)
[画像のクリックで拡大表示]
美術ラーニングセンター(仮称)のイメージ(鳥取県立美術館整備基本計画の概要より)
[画像のクリックで拡大表示]

 鳥取県は、BTO方式のPFIで整備する県立美術館の建設・運営事業者を、総合評価一般競争入札で募集する。事業者が施設を設計・建設し、県に所有権を移転した後、指定管理者として維持管理・運営を行うというものだ。事業者が独立採算で行う任意事業も可能としている。

 入札参加表明の提出期限は8月23日。8月27日頃に入札資格の確認結果を通知し、9月上旬と10月上旬に対話を行ったうえで、11月29日まで提案書を受け付ける。2020年1月上旬に県民参加の公開プレゼンテーションを行い、落札者を決定する。20年3月に本契約を結ぶ予定だ。24年度中の開館を目指し、事業期間は39年度まで。入札予定価格は143億4483万5000円(税込み)。

 鳥取県には、1972年に開館した、自然、歴史・民俗、美術の3分野を擁する県立博物館がある。開館から40年以上が経過し、施設の老朽化や収蔵スペース不足が問題となったため、美術分野を独立させ、新たに美術館を整備することとした。県立博物館が県東の鳥取市にあるのに対し、美術館は県中央の倉吉市に建設する。多目的ホール、市立図書館などのある「倉吉パークスクエア」と、国指定史跡「大御堂廃寺跡」に隣接し、敷地面積は約2万m2。床面積は9910m2を予定している。

 県教育委員会は2018年7月に「鳥取県立美術館整備基本計画」を作成し、施設のコンセプトを「未来を『つくる』美術館」と定めた。年間利用者は10万人程度と試算。「倉吉パークスクエア」など周辺施設との連携、「美術を通じた学び」についての研究・蓄積などを行う「美術ラーニングセンター(仮称)」の設置や、県内の美術館、博物館などによる「鳥取県ミュージアム・ネットワーク」による各施設やサービスとの連携などを求めている。