500 Kobe アクセラレーションプログラムサイト(日本語)
2020年完成予定のクリエイティブラボ神戸。プログラム参加企業の入居優先策を検討するという (資料:神戸市)
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 神戸市は米国シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタルである500 Startupsと、ヘルステック領域のスタートアップ育成プログラム「500 Startups Kobe Accelerator with a focus on Health」を開催する。2019年7月29日から8月31日まで専用ホームページで参加者を募集、500 Startupsが書類と面談で選考して10月上旬に審査結果を通知する。8月5日に参加希望者へのオンライン説明会を実施する。

 神戸市は、成長産業である医療関連産業のエコシステム構築を目指す「神戸医療産業都市構想」を展開しており、医療ベンチャーと大企業が連携して新しい製品・サービスを開発する「クリエイティブラボ神戸」の開設など、ライフサイエンス分野のベンチャー企業を支援する試みを続けている。一方、500 Startupsとともに2016年から過去3回にわたって開催してきた500 KOBE ACCELERATORでは、デジタル領域全般を対象に計56社のスタートアップを育成、80億円を超える資金調達に成功してきた。

 今回開催する500 Startups Kobe Accelerator with a focus on Healthは、500 KOBE ACCELERATORでのデジタル領域のスタートアップ育成ノウハウと医療産業都市の取り組みを融合させて、ヘルステック(=デジタル×ヘルスケア)領域のスタートアップ育成を狙う。

 プログラムへの参加資格は、「国内及び海外の起業家または起業家候補」であり、シード期(最小限のプロダクト・モデルを開発済み)またはアーリー期(製品開発済み、顧客あり、第三者からの投資を期待する段階)にあること。医療機器などのハードウエアを含めたヘルステック領域でベンチャーキャピタルなどからの外部資金を調達可能なビジネスを持っていること(ただし、創薬や医療機器の一部のように事業化まで数年を要するものは対象外)などが条件となる。参加者枠は約20チームを予定している。

 プログラムは2019年11月4日から11月15日までの前半2週間、12月2日から12月13日までの後半2週間、そして12月16日のデモデイに分けて開催され、500 Startupsのグローバルスタッフによる1対1形式のメンタリング、マネタイズ手法や資金調達についての専門家の講義などを実施する。医療産業都市に関連するサポートは、優秀なスタートアップによるコミュニティーの形成支援、医療産業都市関連施設の視察、企業との交流機会、2020年完成予定のクリエイティブラボ神戸への入居優遇策の検討などを予定している。