愛知県豊明市は、オンデマンド型の乗り合い送迎サービス「チョイソコとよあけ」の運営事業者の公募において、あんしんネットなごやを契約候補者として決定した。同市は、2019年4月から道路運送法第21条の許可による有償での実証実験運行を行っており、2021年4月から道路運送法第4条の許可 による事業実施を予定している(関連記事)。2020年10月1日以後の運行を担う事業者を企画提案や価格などで総合的に評価する「公募型プロポーザル方式」で7月8日まで募集していた。

実証実験中の車両(写真提供:アイシン精機)
[画像のクリックで拡大表示]

 チョイソコとよあけは、病院、薬局、買い物など高齢者の生活や 健康に必要な特定の目的地へ、定額の運賃で利用者が乗り合わせて移動する健康増進を目的とした乗り合い送迎サービス。利用者の予約に応じて乗降場所や経路を変更可能で、超高齢化社会の波を受け、免許を返納した高齢者や交通不便地域住民の移動手段を提供することで、高齢者などの外出促進につなげるという。

 さらに、運用維持のための行政負担を軽減すべく、愛知県を拠点する民間企業が事業主体となり、地域企業などの「エリアスポンサー」による協賛を得ることで、採算性を向上させる狙いもある。

 契約候補者となったあんしんネットなごやは、名古屋市に本社を構えるつばめグループのタクシー会社。2020年10月1日から2023年3月31日までの平日606日間、午前9時から午後4時まで、市が所有する特定大型車(乗車定員8人)の2台で沓掛エリア、仙人塚・間米エリアの予約があった停留所間をオンデマンドシステムにより指示された経路で運行する予定。