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ECサイトの販売商品を路線バスで集めて発送、くまもと県南フードバレー協議会

生産者は個別配送せず受注品を営業所・停留所へ

星野拓=チカラ【2018.8.2】

くまもと県南フードバレー協議会による路線バスを活用した小ロット物流網の集荷BOX
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客貨混載型の小ロット物流網の運用イメージ
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 くまもと県南フードバレー協議会(本部:熊本県八代市)は、県南地域の地域産品を販売するECサイト「くまもと県南ふぅーど市場」で注文された異なる商品を、路線バスを活用して1カ所に集めて梱包・発送する客貨混載型の小ロット物流網を構築した。九州産業交通ホールディングスをはじめとする九州産交グループや、認定NPO法人「とら太の会」(障がい者小規模事業所)、佐川急便の協力を得て、7月25日から運用を開始した。

 ECサイトでは「晩白柚ジュレ」や「国産きくらげ」など県南部で作られた特産品を販売している。これまではECサイトで一度に複数の注文を受けた場合、それぞれ生産者ごとに商品を配送するためコストと手間がかかった。今回の小ロット物流網の構築によって、一度に注文された異なる生産者の商品を、在庫を持つことなく、低コストで発送できる仕組みを整える。これによりECサイトの利用者は、一度に複数の商品を注文しやすくなる。

 今回の物流網では、九州産交グループの産交バスの路線バスを活用する。ECサイトからオーダーの連絡を受けた生産者は、注文のあった商品を決められた営業所・停留所に持ち込む。その後商品は、産交バスの八代営業所に集められる仕組みだ。集められた商品は、とら太の会が回収して梱包。それを佐川急便が集荷して注文者に配送するという流れになる。ただし、現状ではバスの座席に設置されているBOXで集荷するため、対象は常温配送の商品のみとなる。

 今回の取り組みなどにより協議会は、ECサイトの魅力を上げて、年間3000万円まで売り上げを増やすことを目指すという。協議会担当者は「熊本県南地域では、まだ人吉方面は路線バスの問題で物流網を確立できていない。県南地域全体に対象エリアを拡大できれば」と話す。

 くまもと県南フードバレー協議会は、熊本県が2013年3月に策定した、熊本県南地域(八代地域、水俣・芦北地域、人吉・球磨地域)に食に関する企業を集めて地域活性化を目指す「くまもと県南フードバレー構想」で発足した組織。2018年5月からは、九州産交グループのKASSE JAPANと連携して、県南地域の地域産品を販売するECサイト「くまもと県南ふぅーど市場」を運営している。

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