事業対象区域。桑名駅にはJR関西本線、近鉄名古屋線、養老鉄道養老線が集中する。現在、駅の東西を結ぶ自由通路の整備が進行中だ(資料:桑名市)
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エリアの課題整理図(桑名市「桑名駅周辺地区整備構想(概要版)」より)
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 三重県桑名市は、桑名駅周辺に駅前広場と併せて複合施設を整備する事業者をプロポーザル方式で公募する。募集要項の説明会を8月8日に開催する。説明会の参加申し込みは8月6日まで。

 市は2018年8月に「桑名駅周辺地区整備構想」を策定、駅周辺を市の中心拠点に位置付け、商業・観光、金融・業務、行政、医療・福祉、教育・文化・交流機能などの都市機能の維持とさらなる集積を図るとした。桑名駅東側は観光都市としての「桑名市の顔」になる整備を、西側は住宅都市として生活利便施設の構築を目指している。今回のプロポーザルの目的は「市民への利益」と、一過性で終わらない「まちづくりパートナー」、「財政負担の軽減」の3つだ。

 事業の対象区域は桑名駅東口の約4300m2と西口の8200.09m2。東口には駅前広場、交番などの公共施設と、ホテルを含む事業者提案施設の提案を求める。西口にはバスターミナルを含む駅前広場と公園の整備を必須とする。「整備構想」では、駅周辺に求める機能として、交通結節のほか、イベント、飲食・物販、観光案内、住宅、子育て支援、桑名ブランドの推進、歩行者空間の整備などを挙げている。

 提案には必ず東口対象区域か西口対象区域のどちらかを含め、対象区域以外を含める場合は参加申し込み前に相談が必要だ。設計、施工は事業者が行い、市の負担額を提案する。事業者提案施設については、市有地に定期借地権を設定する予定だ。借地料と借地期間は事業者が提案する。1m2当たりの月額借地料の下限は東側502円、西側188円。

 プロポーザルの参加申し込み期間は10月8日〜11日、10月10日・11日にプラン案などに基づく対話を行う。10月下旬に資格審査を行い、提案書類を2020年1月27日〜31日に受け付ける。書類審査・ヒアリング審査により2月下旬に優先交渉権者を決定。リスクや費用分担について協議、審査した上で、20年5月中旬に基本協定を締結する計画だ。