川崎市は、麻生区にある複数の市立小中学校の管理運営業務を一括委託する「包括民間委託方式」の導入について、民間事業者から広く意見を求めるサウンディング調査を実施する。

麻生区内の小中学校(資料:川崎市)
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想定する事業スキーム。この表は市が検討中の最大範囲であり、今回の調査などを参考に絞り込む予定(資料:川崎市)
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 麻生区にある小中連携校、川崎市立はるひ野小中学校のPFIによる維持管理・運営業務の契約が2023年3月末に満期を迎える。川崎市ではこの契約更新のタイミングに合わせて、はるひ野小中学校を含む麻生区内の小中学校の管理運営業務を一括して委託することを検討している。同区内の小学校は16校、中学校は8校だ。

 調査対象となる民間事業者は、包括民間委託方式での事業参入を前向きに検討している法人または法人グループ。参加申し込み締切は2021年8月20日で、9月2日~6日に個別対話形式での調査を実施する。また、8月23日にはるひ野小中学校や川崎市立麻生中学校での現地見学会を開催する(見学会の参加申し込み締切は8月11日)。サウンディング調査の結果概要は2021年9~10月頃に公表し、調査結果を踏まえて2021年度下半期から22年度初めにかけて事業者を公募する。

 調査事項は、市場性、業務範囲、市および事業者のメリット、事業期間、リスク分担、事業規模(事業費)、事前準備期間など。いずれについても、2020年度10月の「黒川地区小中学校に係る次期事業スキームの検討に関するサウンディング調査」など、これまで川崎市が小中学校の管理運営業務について実施した調査の結果や、実施要領で想定する事業スキームを踏まえた意見を求めている。