岐阜市は、歴史的・文化的景観を有する「旧いとう旅館」の活用に向けて、現地見学会と意見交換・ヒアリングを行う。実施期間は8月10日~31日で、応募対象者は当該事業の実施主体となりうる法人又は法人のグループ。参加申し込みを8月24日まで受け付けている。

 旧いとう旅館は、長良川に面した観光エリアに位置する。約820m2の土地に約500m2の建物があり、1946~1951年頃に建築された。2015年に当時の所有者より同市に寄附採納されて、市では市民やしない事業者からの意見募集、サウンディング調査のほか、全国の古民家活用事例調査や事業者へのヒアリングなどを行い、活用に向けた検討を進めてきた。その結果、民間活力による既存施設の活用を前提に取り組むこととなった。

「旧いとう旅館」の施設概要と位置(資料:岐阜市)
「旧いとう旅館」の施設概要と位置(資料:岐阜市)
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 今回は民間事業者を対象に、活用に向けた検討の場として現地見学会を開催する。基本的には午前・午後で各1組ずつ見学を行った後、既存施設の活用に向けた意見交換会とヒアリングを行う。主なヒアリング内容は、活用方法、事業規模、事業期間、地域貢献策など。

 なお、市では活用に関する主な方向性として、以下の4点を挙げている。

  • 地域や市民、観光振興や歴史あるまちづくりに資すること
  • 既存施設の活用を前提に、民間事業者において整備と運営を一体として行うこと
  • 既存観光施設との連動や周辺空き家への波及等、面的魅力の向上に資すること
  • この地域が居住地域に加え、観光関連産業が立地し、従来よりまちづくり活動が行われている点を考慮した上で、円滑な運営を見据えた取り組みであること

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