花の拠点整備事業の計画平面図(資料:恵庭市)
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旧保健センター外観(資料:恵庭市)
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公募対象公園施設(宿泊施設)の設置可能エリア(資料:恵庭市)
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宿泊施設に加え、市ではAエリアに「オープンガーデン(個人の庭)を模擬的に体感できる休憩所」を整備することを求めている(資料:恵庭市)
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 北海道恵庭市は、年間100万人以上を集客する道と川の駅「花ロードえにわ」の隣接地に整備する都市公園内の観光拠点「花の拠点センターハウス」の改修・運営事業者を公募型プロポーザルで募集する。

 恵庭市は、札幌市と新千歳空港の中間に位置し、2017年度の市の観光入込客数は約135万人。このうち、道外からの観光客は16%程度で、旅行形態で宿泊を伴うものは全体の0.3%にとどまっている。そこで市は2016年11月に「『花の拠点』基本計画」をまとめ、集客力の高い「花ロードえにわ」の隣接地約3.5haと旧保健センター敷地約2.6haを合わせた合計約6.1haを観光拠点「(仮称)恵庭 花のヴィレッジ」として都市公園を整備することとした。2020年度供用開始を目指している。センターハウスの事業スキームは、敷地内の旧保健センターを市が保有したまま、民間が公園施設として施設の改修を伴う設置管理運営業務を行うというものだ。

 応募申し込みは8月29日まで。事業計画書の受け付け期間は9月3日から10月5日まで。10月中旬に審査会によるヒアリングを行い、10月下旬に最優秀者を通知する。2020年8月頃の供用開始を目指している。

 旧保健センターは1995年竣工の鉄筋コンクリート造2階建てで、床面積は約2472m2。改修にあたって約500m2までの増築が認められている。提案には、公園施設のうち主に売店や駐車場、トイレなどの便益施設が求められ、屋内ガーデン、子ども遊技場の設置が条件だ。別途公募する宿泊施設(後述)との関係性や連携についての提案も求める。

 設置管理許可は工事着手から29年3月31日までを1回目とし、以後市との協議で10年を上限とした期間ごとに更新する。更新回数に上限はない。設置管理許可使用料は最低保証付き売り上げ歩合方式で、年間最低保証使用料は960万円だ。

 また、恵庭市ではセンターハウス整備に加え、(仮称)恵庭 花のヴィレッジ内に新設する宿泊施設についても、公募設置管理制度(Park-PFI)に基づいて事業者を募集する。公募対象公園施設(宿泊施設など)の設置許可期間は当初10年以内とするが、期間内に認定計画提出者から設置許可の更新の申請があった場合は、2039年3月まで許可を与える。事前質問の受付は9月7日。公募設置などの計画の受付は9月18日から年10月5日まで。

 この新設の宿泊施設の建築面積は2000m2以内で、年間使用料は2400円/m2以上。事業者には、宿泊施設と併せて、特定公園施設として周辺に外構を、また公園内の指定エリアに休憩所を設けることが求められる。これらの特定公園施設は20年6月末までに市に無償譲渡することが条件になっている。2018年5月に、市がセンターハウスについてのサウンディング型市場調査を実施した際に、事業者からの提案を受けて追加整備することとなった。

 そのほか恵庭市では、道と川の駅「花ロードえにわ」と「多目的交流物産館」の施設改修と運営改善についてもサウンディング市場調査を実施済み(関連記事)で、こちらも近く事業者の公募を行う予定だ。