北九州市は、旧北小倉小学校活用事業者の公募型プロポーザルで、学校法人博多学園を最優秀提案者に選定した。

整備イメージ図(資料:北九州市)
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 旧北小倉小学校は2019年3月に閉校。北九州市の都心部に近く、敷地約1.5haと規模が大きいことから、市は20年1月にサウンディング調査を行うなどして活用策を探ってきた。21年3月に、土地・建物の売却を前提に公募型プロポーザルを開始。提案書類を提出した5事業者のうち、総合評価100点満点中77.76点を得た博多学園を最優秀とした。博多学園の買い取り希望価格は7億円、募集時の最低売却価格は4億4200万円だった。

 博多学園の提案は「未来を拓く新しい志教育を掲げた小中一貫高開校計画」。
既存の校舎と体育館を改修活用し、24年4月に小学校、29年4月に中学校を開校する。児童・生徒数は1学年70名、全9学年完成年度に合計630名を目指す。事業費は短期で約13億円、約30年後の長期で約50億円を想定する。事業の特徴に、施設の地域開放や行事などを通じた地域連携、避難所としての活用、資材・備品・食材などの地域調達や雇用創出、「教育日本一」への貢献などを挙げた。

旧北小倉小学校の位置(資料:北九州市)
旧北小倉小学校の位置(資料:北九州市)
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旧北小倉小学校の現状写真(資料:北九州市)
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 北九州市立大学地域戦略研究所副所長の南博教授を委員長とする事業者検討会は、地域連携や児童・生徒の募集イメージなどを評価した一方で、「教室数や運動場面積が学校運営上支障がないか」や「収支計画通りの児童、生徒数を確保できるか」に懸念を示している。市は今後、私立小学校・中学校設置認可を担当する福岡県の意見を聞いたうえで、事業予定者を決定する。本契約締結と所有権移転は22年3月の予定だ。

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