社会実験のチラシ例(資料提供:豊中市)
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出店したキッチンカーの様子(写真:2枚とも豊中市)
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 大阪府豊中市は、モビリティを使ったランチスペース事業などを展開するMellow(東京都千代田区)と連携し、公園や住宅地に、定期的にキッチンカーを出店させる社会実験を実施中だ。8月17日から9月6日まで、野田中央公園など3カ所で、曜日を決めて行う。

 Mellowは、ビルや土地などのスペースのオーナーとキッチンカー運営事業者をマッチングするプラットフォーム「SHOP STOP」を運営している。豊中市とMellowは6月に、地域の活性化と災害・緊急時の市民生活確保を目的とした包括連携協定を締結した。今回の社会実験は、この協定に基づいて実施するものだ。

 市は、キッチンカーの活用により、公共交通機関を使わず、徒歩で行ける生活圏で、気軽にプロのシェフが提供する料理を楽しめるスペースを提供する。市はこれまで、鉄道路線やバス網の充実などの交通利便性を、市の魅力としてアピールしてきたが、コロナ禍で新しい生活様式が求められるなか、大阪都市部への移動を控えるなど、市民の行動様式も変化している。そこで、今回の社会実験を通じて、withコロナ・afterコロナにおける賑わいの創出や新たなまちの魅力の可能性を探っていく。また、出店者のうち市内事業者のクッチーナカサイは、市内農家が生産した野菜を使ったメニューを提供するなど地域産業支援も進めていく。

 社会実験の実施場所は、野田中央公園、大規模住宅団地のアルビス旭ヶ丘、シャレール東豊中の3カ所だ。出店するキッチンカーは、市内のイタリアン、クッチーナカサイが手がける移動販売車の「モナの幸せごはん」と、京都市を拠点にたこ焼きの移動販売を手がける咲たこだ。野田中央公園は木曜日と日曜日、アルビス旭ヶ丘は火曜日と土曜日、シャレール東豊中は月曜日と金曜日に「モナの幸せごはん」が出店。咲たこは、8月18日(アルビス旭ヶ丘)と8月21日(シャレール東豊中)に出店する。

 なお、豊中市とMellowは、包括連携協定の具体的な取組として、以下の4点を検討しており、今回の社会実験が第一弾の取り組みとなる。

  • 被災時の避難所等へのフードトラック・調理人による炊き出しの仕組みづくり
  • 各種イベントへの協力(市内イベントへのフードトラック出店等)
  • 公園等の公共空間活用の促進
  • フードトラックを通じた市民サービスの向上や地域の活性化に関すること