富山城址公園の外観(写真:富山市)
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公園の基本情報(資料:富山市)
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トライアル・サウンディングの事業範囲(資料:富山市)
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 富山市は、市内中心部にある富山城址公園で、実際に公園を使用して試験的に事業を行う機会を民間事業者に提供するトライアル・サウンディングを実施する。現在、参加事業者を募集中だ。

 提案書類の提出期限は9月6日。市は、9月17日に事業者を選定し、同日から10月15日の間に事業実施に向けた事前協議を行い、トライアルの事業は、10月16日から12月1日の期間に実施する。実施報告書の提出は12月9日まで。また、提案書類の提出に先立ち、応募者から希望があれば市は事前相談に応じる。事前相談の期間は8月30日まで。

 市から事業者へのヒアリング調査は、12月中旬に行う。トライアルの事業の実施実績については、事業者と協議のうえ、内容の一部を公表する場合もある。また、富山市は、2020年度以降、官民連携事業に関する応募を行う際に、今回のトライアルで特に優れた実績を残した事業者については、一定程度、その実績を考慮する可能性もあるとしている。

 富山城址公園は、JR富山駅から徒歩約10分の、富山市の中心部に位置する総合公園だ。広さは約7万m2で、公園内には、富山城の天守閣を利用した郷土博物館、和風庭園、芝生広場、美術館などがあり、春は花見スポットとしても賑わう。市は今年度、城址公園の維持管理費の縮減と来園者数の増加などを目指し、民間活力導入の可能性を探る「富山城址公園パークマネジメント推進事業可能性調査業務」に取り組んでいる。その一環で市場調査の実施を計画しており、今回のトライアル・サウンディングは、それに先立ち、多様で詳細な検討をするために行われる。城址公園の様々な利活用の可能性や潜在的な需要、提案の市場性などを把握したい考えだ。

 参加希望者は、まず、実施したい事業の内容を記した提案書類を作成し、市に提出。市は審査を行い、事業者を選定し、市と事業者の間での事前協議を経て、必要な許可申請の手続きを終えた後、実際に、トライアルの事業を実施する。事業終了後は、事業者は市に対して、速やかに事業の実施報告書を提出し、その後、その報告書の内容を基に、市が事業者に対してヒアリング調査を行うという流れになる。

 なお、審査で選定するのは、1者とは限らない。官民連携事業の趣旨を理解し、高い効果が見込まれることや、柔軟性や独自性に富むこと、市場性が高く、一定の集客が見込まれることなどが選定の条件となる。