国土交通省は、2020年8月7日、新型コロナウイルス感染症に対応した「新しい生活様式」の定着に向け、感染対策に配慮しながら積極的に都市公園の利用を促す「4つのポイント」を明示・公表した。

 具体的には、「1.体調が悪いときは利用を控える」「2.すいた時間・場所を選び、ゆずりあう」「3.人と人との距離をあける」「4.こまめに手洗いをする」の4つ。これらを各地方公共団体と協力して国民に呼びかけることで、全国約11万カ所、国民1人あたり面積10平方メートルの公園ストックの活用を期待する。

国土交通省は、2020年8月7日、新型コロナウイルス感染症に対応した「新しい生活様式」の定着に向け、感染対策に配慮しながら積極的に都市公園の利用を促す「4つのポイント」を明示・公表した(発表資料より)
[画像のクリックで拡大表示]

 新型コロナの感染が拡大している中、一部地域では感染の拡大を予防するため、公園全体や園内の施設を閉鎖せざるを得ない状況が生じてきた。また、感染症対策による活動制限・運動不足の長期化による人体への影響として、ストレス蓄積、体重増加、生活習慣病の発症・悪化、体調不良など「コロナ禍の健康二次被害」が指摘されている。国交省は今回の4つのポイントの発出により、人びとが緑豊かで開放的な空間である公園を利用して散策、遊び、休息、スポーツなどを楽しむことで、心身ともに健康的な生活の実現を促進する狙いだ。

 作成にあたっては、感染症対策の専門家である和田耕治氏(国際医療福祉大学医学部教授)と榮留富美子氏(EIDOME Consulting 感染管理認定看護師)からの助言を得た。今後は地方公共団体とも連携し、健康維持にかかせない身近な緑のオープンスペースとして公園の魅力や多様な楽しみ方もあわせて情報発信していくという。