長野市で実施する、AIを活用した交通量調査(実証実験)の概要
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 長野市と同市内に本社を構える電気通信・IT事業者のTOSYSは共同で、2018年8月22日から人工知能(AI)を活用した交通量調査の実証実験を開始する。ITを活用することで、まちの活性化や観光戦略の立案などに利用できる詳細な交通量データを、長期にわたり効率的に収集することを目指す。約1週間にわたる実証実験を10月末までに3回実施する予定。

 交通量調査は、調査員を計測地点に配置し、目視でクルマや人の交通量をカウントするのが一般的だが、今回の実証実験ではビデオカメラとAIを用いて交通量を調べる。観光地の飯綱高原(大座法師池周辺)と長野市の中心市街地にカメラを設置し、その映像からAIの画像認識技術によってクルマや人の交通量を解析する。飯綱高原ではクルマの交通量、長野市内では人の交通量を計測する。

 単にクルマの台数や人数を調べるだけではない。クルマの場合は車種(乗用車・バス・トラック)、人の場合は性別、大人・子どもの区別、移動手段(徒歩・自転車)をAIによって識別する。これらの属性別に交通量を集計・分析することで、現地を訪れた人々の実態をより詳しく把握できるようにする。

 データを集計・分析する際には、プライバシーの保護に十分に配慮する。顔認証は行わず、具体的な車種やナンバープレートの情報は取得しない。撮影した映像は、交通量の計測と検証が完了した時点で削除するという。