長野県駒ケ根市は、市北部にある「北の原公園」の再整備について、民間事業者から広く意見や提案を求めるサウンディング型の市場調査を実施する。対話を通じて市場性の有無や活用アイデアなどを把握し、民間事業者の参入可能性を探りたい考えだ。対話は11月2日~6日の期間に実施。これに先立ち、9月9日に現地見学を含めた事前説明会を実施する。事前説明会への参加申込みは8月31日まで。

 北の原公園の広さは約3万1000m2で、園内には老朽化した多くの施設が存在する。かつては市民プールもあったが、老朽化のために撤去された。この市民プール跡地の利活用が課題となっており、2018年にワークショップを開催。公園全体の再整備計画を決定し、整備を進めていく段階にある。今回のサウンディング調査はその一環として実施するもの。提案された内容が早期に事業化を見込める場合は、事業化に向けた検討を進め、公募要項の検討や事業者の選定の段階で改めて調査を実施する。

北の原公園の計画素案(資料:駒ケ根市)
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 調査の対象となる地域は、「共楽園」「語らいの森」と呼ばれている2つのエリアと市民プール跡地を合わせた北の原公園一帯だ。再整備計画では、幼児や小学校低学年を対象とした「こども広場・親水広場」、避難場所としても利用できる「屋根付き広場」、集客施設などを配置する「みんなの広場」などの整備が示されている。提案の範囲は、これらのゾーンと園路、駐車場部分だ。公園と周辺のにぎわい創出や魅力的な使い方、および民間の資金やノウハウを活用した事業の提案を求めている。

 市は提案の例として、カフェ、レストラン、売店、キッチンカーなどの仮設店舗、イベントやプログラムを主体とする提案などを挙げている。ただし、提案に際しては、現行の整備計画にとらわれず自由に意見を出して構わない。

 これらを踏まえて調査では、事業者自らが主体となって実施する前提で、主に以下の項目についての提案を求めている。

  • 事業化が期待できる場所(区域)
  • 事業内容(事業手法、収益モデル、利用者層、予想客数、公園のサービス向上内容)
  • 北の原公園の優位性や潜在的可能性、事業推進・施設運営上の課題や問題点
  • 周辺地域との連携など地域貢献に対する考え方
  • 公園を活用した自主事業や管理体制の工夫による管理コスト低減策

 調査に参加できるのは、法人または法人のグループ。10月1日~30日の期間に、所定のエントリーシートに必要事項を記入し、電子メールで申し込む。11月に実施する対話の後、12月に結果の概要を公表する予定だ。