尾張津島天王祭(朝祭)の様子(写真:津島市)
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事業対象区域(資料:津島市)
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事業期間(資料:津島市)
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 愛知県津島市は、天王川公園(津島市宮川町1丁目地内外、面積12ha)の「公募設置等指針及び指定管理者募集要項(案)」を公表し、意見の募集を行っている。期限は8月31日まで。希望者はメールで意見書を提出する。

 今回の募集は、条件の修正や明示を希望するカ所の「意見」のみで、質問の募集は11月頃に予定している募集要項の公表後に行う予定だ。この意見募集は、2020年度に実施したサウンディング型市場調査の個別対話において「コンソーシアムを組織するのに時間を要するため、公募前に募集要項案を公表してほしい」との意見が多数あったことを受けて実施することとなった。

 天王川公園は、2020年に開設100周年を迎え、「日本の歴史公園100選」にも選定された歴史ある公園。例年7月に開催される尾張津島天王祭は約25万人の観光客が訪れる「日本三大川祭」の一つ で、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。公募案によると、事業期間は、2022年4月頃(公募設置等計画認定日)~2042年3月末までの約20年間で、公募設置管理制度(P-PFI)の業務と指定管理業務を一体的・効果的に行う事業者を選定したい考えだ。

 公募案では、カフェ・喫茶店とレストランの両方、またはいずれかの施設の提案を必須としているほか、特定公園施設については必須提案施設と任意提案施設の諸条件を記載している。また、津島市観光協会が自主運営してきた藤まつり全体、天王祭の一部の運営は、2023年度から指定管理者に移行する想定だ。市との費用負担や役割分担についても定め、公募対象公園施設の使用料(450円/m2年以上)や収益還元の内容についても提案を求める。

 津島市は、これまでに上述のサウンディングのほか、天王川公園の指定管理者制度導入に関する社会実験やアンケート調査、ワークショップなどを複数回行ってきた。公園の憩いの増進、賑わい創出などによる魅力向上に加え、今後、津島神社南門周辺の整備も目指しており、天王川公園事業と連携してまちの活性化を図っていきたい考えだ。