買物代行事業のスキーム(出所:つくば市)
[画像のクリックで拡大表示]
商品カタログ(出所:カスミ)
[画像のクリックで拡大表示]

 茨城県つくば市は、スーパーマーケットなど小売店舗を展開するカスミ(本社同市)と、タクシーによる買物代行事業のトライアル(試行運用)を実施している。期間は、8月21日~9月22日までの約1カ月間。配送エリアは、(1)カスミつくばスタイル店(イーアスつくば内)からおおむね車で15分以内の範囲、(2)カスミライフガーデンみどりの店からおおむね3km以内の2地域が対象となる。

 トライアル期間中、市民はホームページ上に公開された商品カタログからタクシー事業者へ電話で注文する。タクシー事業者が依頼された注文内容で買物を行い、注文者の自宅に配送。商品を受け取る際に、注文者が商品代金+利用料330円/回をタクシー運転手に支払う仕組みだ。市は1回あたり1000円をタクシー事業者に助成する。

 今回のトライアルは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて市が検討している買物代行事業を効果的に行うため、課題やニーズなどの把握を目的としたもの。市は買物代行事業を通じて、市民の外出自粛、売り上げ減少が大きいタクシー事業者の支援、店舗での3密回避を行いたい考えだ。タクシー事業者とスーパーの間の発注や決済などを「ペーパーレス・キャッシュレス」で行うことで、事務負担を軽減し、簡易で確実な買物代行の流れを構築した。

 今後、市は試行運用の結果をふまえ、利用料や対象店舗、配送エリアなどを見直し、9月下旬から2021年3月まで本格運用を実施する予定だ。