「大学生観光まちづくりコンテスト2018」の「多摩川ステージ」で、国土交通省関東地方整備局が実施するマッチングの流れ(国土交通省関東地方整備局の資料を一部加工)
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2017年度にマッチングが成立した例。桜美林大学チームの提案が活用された野外映画会(資料:国土交通省関東地方整備局)
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 国土交通省の関東地方整備局と京浜河川事務所は、「大学生観光まちづくりコンテスト2018」の「多摩川ステージ」部門で提案される観光プランのビジネス化に向けて、協働する企業の募集とマッチングを行う。9月14日に企業向けの説明会をさいたま新都心合同庁舎で開催する。説明会の申し込みは9月12日まで。

 コンテストのテーマは、多摩川の「資源発見」。参加する大学生のチームはこのテーマに基づき、実際に地域を訪れてフィールドワークを行い、地域の経済や雇用に貢献できる実現可能なプランを提案・発表する。今年度は37大学74チームがエントリーしており、そのうち30チームがマッチングの対象となる。提案プランの内容は、9月14日に発表される。

 募集対象は、水辺を活用したビジネスに関心のある事業者など。プラン実施(社会実験)に関する費用を負担し、必要に応じて実行委員会の委員として参画する。申込者はマッチングを通して、提案プランを改良するアイデアの提案ができる。

 「大学生観光まちづくりコンテスト」は、大学生や大学教職員に向けた実践的教育の場として観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競う企画で2011年にスタートした。主催は大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会、事務局はJTB総合研究所と三菱総合研究所が務める。「ステージ」と称して対象地域ごとのプランを募集しており、2018年度は「茨城ステージ」「北陸ステージ」「多摩川ステージ」「長崎国境離島ステージ」の4部門が設けられている。今回、「多摩川ステージ」でマッチング説明会を開催するが、これは同コンテストで初めての試みだ。

 多摩川ステージは2017年度に続き2回目の開催となる。京浜河川事務所と公益財団法人の河川財団が多摩川の河川空間活用促進につなげる取り組みを推進するため、同コンテストの多摩川ステージを誘致した。

 2017年度は、マッチング説明会こそ実施しなかったものの、国土交通省は、「多摩川ステージ」に参加した大学と事業者のマッチングを個別に実施し、4つの提案プランが実現した。例えば、桜美林大学チームの提案「TAMAGAWA TWILIGHT TIME~川辺で過ごす新しいプレミアムweekend~」は、一般社団法人キンダー・フィルムが主催する「キネコ国際映画祭in二子玉川事務局」で採用され、世田谷区立二子玉川兵庫島公園を会場とした野外映画会が開かれた。このほかの3つの提案は、東京国際大学チームの提案「循環型Δ(デルタ)システム」、フェリス女学院大学チームの提案「えんとつタウン」、跡見学園女子大学チームの提案「つながる『輪』 かんじる『和』」である。

■訂正履歴
公開当初、最後の段落で「コンテストこそ実施しなかった」とあるのは「マッチング説明会こそ実施しなかった」の誤りです。また、桜美林大学チームと跡見学園女子大学チームの提案の名称が間違っていました。お詫びして訂正します。 [2018/9/6 17:10]