青森県は、青森・三沢両空港と県内の主要都市・観光地を結ぶ定額タクシーの環境整備と、配車アプリによる運用を組み合わせた実証運行を始めた。近年増加するインバウンドを含む個人旅行者をターゲットとした空港から観光地への二次交通強化の手段として、新たに設けた空港定額タクシーの利用状況(定額エリア別、利用者国別)を検証する。

定額タクシーのチラシ(資料:青森県)
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 実証期間は2018年8月10日から2019年3月29日まで。参加するタクシー事業者は個人4者を含む33者。配車アプリは、JapanTaxi(東京都千代田区)が開発した多言語対応の「全国タクシー」と連携した。「全国タクシー」は国内最大級の配車アプリで、累計ダウンロード数は500万を超える。

 定額タクシーの利用は、アプリによる事前予約(1時間前から1カ月先まで)が必要だ。クレジットカードなどの決済情報を登録すれば現金支払いなしでネット決済することもできる。県が設定した定額エリアは全部で34カ所。青森空港からは青森市中心街(片道3000円)や弘前市市街地(片道7500円)など24カ所、三沢空港からは八戸市中心街(片道6000円)、奥入瀬渓流(片道12000円)など10カ所へ定額タクシーを利用できる。定額タクシーの料金は「例えば青森空港~青森市街では通常のタクシー利用だとおおむね4000円弱になるため、1000円程度安くなっている。概ね他のエリアも約1000~2000円程度安くなっており、割安の設定となっている」(青森県交通政策課)という。

 定額タクシーのサービスは、青森県が行う実証運行終了後も継続していく。実証終了以降は各事業者の独自運行となる。