三重県伊賀市は、中心市街地に「伊賀市忍者体験施設」を整備する実施方針を公表した。10月中旬〜11月頃にPFI法に基づく特定事業の選定を行う。

 新施設の整備は、2025年開催予定の「大阪・関西万博」を見据えたもの。整備対象地は伊賀鉄道上野市駅南側の市有地「成瀬平馬屋敷跡」だ。入口には上野城下町に唯一現存する長屋門(市指定文化財)がある。敷地面積は1017.17m2で、新施設の床面積は1700〜2100m2程度を想定している。

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上の写真は成瀬平馬家長屋門(整備対象地の入口)。左は整備施設の位置図(資料:伊賀市)
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 上野市駅の北側には、観光拠点の伊賀上野城や伊賀流忍者博物館がある。事業には、これらと連携し集客力を強化する「忍者体験施設」整備(特定事業)と、駅以南の中心市街地に観光客を誘導する「観光まちづくり拠点」整備(附帯事業)がある。

 事業者の選定には公募型プロポーザルを採用し、事業方式は応募事業者による選択性とする計画だ(下表の方式から事業者が選択)。選定事業者との契約は2021年6月を予定し、事業契約期間は22年3月末まで、維持管理運営期間は施設竣工後20年間としている。

事業方式は表中の方式から事業者が選択する(資料:伊賀市)
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 伊賀市では、事業者公募に先立ち、地元企業向けに公民連携事業に関する勉強会を開催する。勉強会は9月8日、18日、29日の3回で、1回のみの参加も可能だ。参加申し込みは9月4日まで。