企業庁長福寺分水所に設置した小水力発電システム
(出所:DK-Power)
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「メガソーラービジネス」2020年8月27日付の記事より

 滋賀県は、ダイキン工業100%子会社の小水力発電事業者であるDK-Power(大阪府吹田市)と連携し、同県企業庁の給水管水路を利用した県内初となる「管水路用マイクロ水力発電システム」を導入した。太陽光パネル約700枚分に相当する発電量が期待できるという。運転開始日は7月28日。

 企業庁長福寺分水所(滋賀県近江八幡市)に、出力35kWの小水力発電システムを設置した。馬渕浄水場から瓶割山調整池および長福寺配水池へポンプ送水する際の未利用のポンプ残圧(瓶割山調整池と長福寺配水池の有効落差45.84m)を用いて発電する仕組み。

 年間発電量は約17万3000kWhを見込む。一般家庭約50世帯分に相当し、約86tのCO2削減効果となる。発電設備は、他の一般的な小水力発電機と比べて設置面積が約2分の1とコンパクトな設計で、水道水を汚染しない水道用ポンプを水車部分に使ったポンプ逆転水車方式を採用した。ダイキン工業の滋賀製作所で開発された。

 県が提供した場所にDK-Powerが発電設備を設置して発電事業を行い、売電収益の一部(7%)を還元する仕組み。固定価格買取制度(FIT)の売電単価は34円/kWhで、県は年間約40万円の売却益の還元を受ける見通し。