なんば駅周辺空間再編事業に係る関係者相関図(発表資料より)
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 南海電気鉄道は、大阪市との公民協働による「なんば駅周辺における空間再編推進事業」で、設計業務を担う事業者の公募型プロポーザルを実施する。参加申請書の提出期限は9月7日。提案書締め切りは9月17日で、9月25日にプレゼンテーション、9月28日に選定結果を通知する。新型コロナウイルス感染防止のため、プレゼンテーションはオンラインで行う場合もある。

 なんば駅前は現在、タクシープールや車道が多くを占めており、まちの顔としての魅力に乏しい。地元団体や大阪市はこれまで、駅前の広場化を目指して検討会や社会実験を重ね、2017年に「なんば駅周辺道路空間の再編に係る基本計画」をまとめた。今回の事業は、この基本計画が目指す、“車中心から人中心への空間再編・着地型観光拠点の推進”のための調査・設計・合意形成が目的だ。

 事業の対象地はなんば駅前の広場空間とこれに続く「なんさん通り」のストリート空間。設計業務は第1期と第2期に分けられ、第1期に条件整理と課題把握、基本設計、実証実験などを行って中間報告書を作成。第2期に現地測量、実施設計、施工計画、工事仕様書・工事費を作成し最終報告書をまとめる。第1期、第2期それぞれに実証実験を行い、両期を通じて関係者協議の資料作成や協議の補助に携わる。

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事業予定区域図(発表資料より)

 契約期間はまず第1期分のみを対象に2021年3月31日までを予定。第2期分は21年4月1日~22年3月31日を予定。第1期業務の予算は3640万4000円(税別)。

 提案書には、業務実施体制、実施計画書と、(1)広場などの全体平面プラン、(2)ストリート空間のデザイン検討、(3)空間再編モデル実証実験の調査計画立案、の3項目に関する提案が求められる。

提案事項は以下の通り

  1. 提案事項1
    広場等を訪れる人々が大阪ミナミの歴史・伝統・先進性・面白味を直感的に感じることができるとともに、居心地がよく開放性と安全性を担保した上で、日常と非日常で多様なアクティビティが行える広場等の全体平面プランに関する提案。
  2. 提案事項2
    荷捌き車両がストリート空間等に進入できる時間帯(荷捌き時間帯)と進入できない時間帯(歩行者優先時間帯)を想定した上で、荷捌き車両が歩行者と輻輳せず安全に停車・移動できるストリート空間等のデザイン検討に関する提案。
  3. 提案事項3
    空間再編モデル(整備計画案)実証実験調査の実施にあたって、多数のステークホルダーへの事前周知、規制時間内外の荷捌き車両の確認・規制誘導方法等の調査計画立案に関する提案。