多目的エリアのイメージ図(発表資料より)
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遊戯エリアのイメージ(発表資料より)
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 北海道南幌町は、同町美園にある中央公園多目的広場内の敷地を活用し、DBO(公設民営)方式で、子どもの遊戯施設を中心とした誘客交流拠点施設を整備・う運営するほか、エリアマネジメント推進業務も担う。5月から8月にかけて公募プロポーザルを実施し、このほど、応募3者のなかから大和リースを代表とする企業グループを優先交渉権者に選定した。

 施設は2022年5月のオープンを目指す。維持管理運営業務は2022年度から10年間、エリアマネジメント推進業務は2020年度から3年間の業務期間を想定している。業務の対価としてグループが提案した価格は、町が示した上限額とほぼ同額で、施設整備業務費が9億2400万円(上限額9億2400万円)、維持管理運営業務費が2099万9000円(同2100万円)、エリアマネジメント推進業務費が337万7000円(同337万7000円)。

 町は、施設の設計、建設、維持管理運営と、同施設と連動したエリアマネジメント推進業務を包括的に委託する。構成企業は代表の大和リースのほか、設計業務を担う創建社、高野ランドスケーププランニング、建築業務を担う玉川組、維持管理業務を担うイオンディライト、運営業務を担うオカモト、エリアマネジメント業務を担うGLOCAL DESIGNの計7社。このほか協力企業として、ボーネルンドと東京おもちゃ美術館が参画している。

 提案では道産カラマツ集成材を使った木造平屋建て、延べ床面積1209平方メートルの施設を整備する。施設は遊戯エリアと多目的エリアで構成され、遊戯エリアは747平方メートル。遊戯エリア内にはシンボルタワー遊具を配置するパークエリア、木製家具や遊具を配置するファミリーエリア、2歳未満の乳幼児のためのベビーエリア、大型ブロック遊具やクライミングウォール、トランポリンなどを設置するアクティブエリアの4つに分かれている。

 多目的エリアは、Wi-Fiを整備し、休憩や交流の場となるフリースペース、リビングのようにくつろげる小上がり空間、可動式ステージを設置する多目的ホールで構成。フレキシブルに活用でき、多世代の利用と交流が生まれるエリアとする。イベントなどを通じて、同施設から中央公園、町内、町外へと賑わいが広がる拠点となることを目指す。

 施設の周囲には、花壇や小屋根、ピザ窯などを設置し、屋外イベントに使えるコミュニティガーデン、屋外ワークショップの開催場所となるDIY広場、町民とともに森を育てるエリア、芝生広場、バスケットコートを配置。中央公園の自然と調和したランドスケープを創出する。

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 このほか、エリアマネジメント推進業務の内容として、グループは、町民との意見交換を行うワークショップ、地域資源などを活用したDMO(観光地域づくり法人)的事業、収益性のある事業の実施とまちづくり会社の設立などを提案している。また、札幌市の地下歩行空間のエリアマネジメントを手がける民間会社、札幌大通まちづくりからアドバイザーを迎え、実現性の高いエリアマネジメント計画の推進を図る考えだ。