実証シーンのイメージ。センサーが体動を自動で記録し業務を効率化(写真:埼玉県)
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公民連携の提案窓口「Saitama-Collaboration-Lounge(Sai-Co-Lo/サイコロ)」の仕組み(資料:埼玉県)
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 埼玉県は、IoTやAIを活用した「スマート保育園」の実証実験を実施中だ。保育士の業務負担軽減と保育の質向上などが目的だ。戸田市の公立保育園全7園で9月2日から、川口市の民間保育園3園で順次開始、期間は2020年2月まで。

 この実証実験は、ユニファ(名古屋市)が開発する乳幼児子育て支援の情報技術を保育園に無償で導入し、検証するもの。園児の午睡時の体動記録や日誌の作成など、これまで保育士が手作業で行ってきた事務を、午睡センサーや非接触型体温計、AIなどによってシステム化する。実証実験中も、園児ひとりひとりの状態は従来通り保育士などが確認する。

 導入する技術は、園児の昼寝中の体動や体の向きを記録するセンサーや、スマート体温計で収集した情報を分析し、子どもの異変を早期検知する「見守りAI」、写真や録音データをAIが処理して日誌作成を効率化する「スマート日誌」、早期離職を防ぐための「キッズリー保育者ケア」の3つ。「見守りAI」と「キッズリー保育者ケア」は9月から、「スマート日誌」は11月から、おのおのの園の実情に応じていずれか、またはすべてを導入する。

 今回の実験は、埼玉県が2018年4月から設置している公民連携の提案窓口「Saitama-Collaboration-Lounge(Sai-Co-Lo/サイコロ)」の一環として実現した。