福井市は、2020年度の財産有効活用民間制度として、市有財産の利活用に関する提案を8月31日から募集している。同制度は2018年から開始したもので、今年度で3回目。昨年度同様、(1)未利用財産などの売却や借り受けに関する「未利用財産等の活用提案」、(2)市有財産への広告掲載やネーミングライツに関する「広告提案」の2方式で募集する。

財産有効活用民間提案制度の募集のチラシ(資料:福井市)
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 20年度の「未利用財産等の活用提案」の対象となるのは以下の8件。このうち、水仙ミュージアムをはじめとする5件は「地域振興規定」により減額もしくは無償による貸し付けを可能としている。

  • 大和紡績工場跡地
  • 水仙ミュージアム
  • フィッシングセンター跡地
  • みやま長寿そば道場「ごっつおさん亭」
  • (仮称)健康公園用地
  • 越廼グラウンド
  • 旧国見公民館
  • 蒲生町公有水面埋立地
  • 太字は地域振興規定により減額または無償による貸し付けが可能な財産

 提案できるのは、提案した事業を自ら安定的に実施できる法人や団体(個人事業主、共同提案、広告代理店による提案も可能)。市は、提案内容を知的財産として捉え、事業化が決定した事業者と随意契約を結ぶことを前提としている。事前相談(提案前に必須)と現地調査の受付は11月13日まで、提案書類の提出期限は11月25日だ。12月下旬に書類審査、21年1月下旬にプレゼンテーション審査を行い、2月に審査結果の通知と公表を行う。

 福井市は、18年度には「未利用財産等の活用提案」で市庁舎本館地下食堂スペースの「地下食堂の運営」を、「広告提案」では新たな広告収入を確保できる「広告モニター付設置型授乳室の設置」の2件を選定。19年度は「未利用財産等の活用提案」で芦見生涯教育施設における「会員制短期集中型健康促進スクール」運営のアイデアを採用した。今回の募集においても、民間事業者の自由な発想や独自のノウハウによって、市有財産が活かされることを期待している。