愛知県犬山市は、市が所有または管理する資産6件について、民間事業者からの活用提案の募集を開始した。応募した事業者からの提案書やヒヤリング(1次審査)、市が設置する審査委員会の審査の後、今年12月中旬以降に採用が決まり、協議が整えば契約となる。企画提案書の受付は10月30日17時まで。提出は郵送または持参のいずれか。
対象となる案件は以下のとおり。提案は案件ごとに受け付け、1事業者1案件のみという制限はない。
- 犬山駅東からくり時計南側スペース
- 本町ポケットパーク
- 橋爪東一丁目地内暗渠地上部
- 大手門まちづくり拠点施設(旧犬山市市民活動支援センター・しみんてい)現在休館中
- 犬山市民交流センター(地下1階旧レストラン部分)
- 南部公民館の日本庭園
犬山市では提案について、市の新たな財政支出や維持管理費の増加が伴わず、提案事業のライフサイクルコストが以前と比べて著しく増大しないことを必須条件としている。 ただし、事業の実施により市に大きな財政効果や政策実現が見込める提案の場合については、市の新たな財政支出を排除するものではない。そのほか提案に必要な条件として、民間活力の導入によって大幅にサービスが向上することを求めている。
審査は、公民連携を広めていける将来性、地域に応じた事業展開と地域活性化、経営の安定化、市のコスト削減や収入の増加見込みと公共サービスの向上などの視点から審査する。案件ごとに各項目の重要度は異なるが、市の担当者は可能な限りすべての項目を網羅してほしいとしている。