協定締結式の様子。左から東京日産自動車販売・代表取締役社長の菊地文夫氏、練馬区長の前川燿男氏、日産プリンス東京販売・代表取締役社長の浜本雅夫氏、日産自動車・理事・渉外担当役員の石井裕晶氏(写真:練馬区)
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 東京都練馬区は9月6日、日産自動車と東京日産自動車販売、日産プリンス東京販売の3社と災害時における電気自動車(以下EV)からの電力供給を協力する協定を締結した。

    協定の概要は、以下の4項目からなる。
  1. 災害時、練馬区内の日産ディーラーの店舗に配備しているEV試乗車を区へ無償貸与する
  2. 災害時、上記店舗に各1基設置されているEV用急速充電スタンドを一般車両に優先して区が利用できることとする
  3. 区民や事業者のEVなどを災害時に活用する「練馬区災害時協力登録車制度」の募集フライヤーを各店舗へ設置するなどの周知に協力する
  4. 平常時、EV普及に関する広報活動について相互協力する

 協定の項目3にある「災害時協力登録車制度」は、練馬区が今年8月に運用を開始した制度だ。震度6弱以上の地震が練馬区内で発生した場合に、区民や区内事業者が所有するEVや燃料電池自動車(FCV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)を指定の避難拠点(区立小中学校)へ参集させ、緊急電源として活用する。同趣旨に賛同し登録された車両は、9月12日時点で4台だ。

 練馬区によると、EVを活用した災害協定を自動車の販売会社やメーカーと締結するのは、都内自治体では同区が初めてだという。今後は、訓練やイベントへの共同出展などを通じて区内店舗との連携を強化することで、区内の災害時のエネルギーセキュリティの確保を一層推進していく。

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