群馬県は、県立伊香保森林公園(渋川市)のさらなる活性化を目指し、民間事業者が公共施設・空間を暫定的に利用し、事業アイデアを検証するトライアル・サウンディングを実施。2023年1月31日まで、随時応募を受け付けている。公園の暫定利用期間は2023年2月28日まで。期間内で1日~1カ月程度の間、公園を無償で暫定利用できる。民間企業やNPO法人のほか、個人事業主、任意団体も参加可能だ。

伊香保森林公園の園内マップ(資料:群馬県)
伊香保森林公園の園内マップ(資料:群馬県)
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 伊香保森林公園は、榛名山群の一つである二ツ岳(雄岳と雌岳の総称)を中心に東西2.9km、南北1.9kmに広がる公園だ。面積は約224万m2で、園内には複数のハイキングコースが整備されており、登山やハイキング、秋には紅葉狩りの客が訪れる。史跡と景勝に富み、広大な敷地と豊かな自然に恵まれている半面、飲食施設がないなど不便な点もある。そこで、公園の活用可能性や課題を探り、今後の公募条件への反映や活用方針の決定につなげることを目的に、トライアル・サウンディングを実施することとなった。

 暫定利用の対象エリアは公園内すべて。参加者は、確実に実施でき、公園利用者の利便性やサービス向上が見込まれる内容で事業案を提案する。県の財政負担がなく、感染症対策が徹底していることも必須だ。県の担当者はキッチンカーなどの飲食サービス、森林・環境教育のプログラムなどを一例として挙げている。

 トライアル・サウンディングへの参加希望者は、期間内に所定の提案事業概要書など必要書類を県に提出する。その後、審査・認定を経て、必要な許可申請の手続きを行った後に暫定利用を実施。実施後は、所定の実績報告書で利用人数や収支、事業採算性や市場ニーズの感触、課題などを報告し、それを基に県がヒアリングを行う流れとなる。提案書類作成に先立ち、希望があれば、県は事前相談や現地調査にも対応する。

 群馬県は公共施設・空間の民間活用を積極的に進めており、伊香保森林公園以外に、「憩の森・森林学習センター」(渋川市)、「緑化センター・緑化センター附属見本園」(邑楽町)でも、伊香保森林公園と同じ実施期間・受付期限でトライアル・サウンディングの参加者を募集中だ。