整備後の西鉄柳川駅周辺のイメージ(資料:柳川市)
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赤線内の約6400m2が整備区域となる(資料:柳川市)
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 福岡県柳川市、福岡県、西日本鉄道(以下、西鉄)は、西鉄柳川駅周辺の整備事業に着手する。柳川市のシンボルである掘割を、市内を流れる二ツ川から駅前広場まで120mほど引き込み、川下り舟の乗船場、水辺と一体化した広場、さらに飲食、物販、観光案内所などが入居する「にぎわい交流施設」を整備する。

 道路や広場を柳川市が、にぎわい交流施設を西鉄がそれぞれ担当し、いずれも2024年度の整備完了を目指す。掘割の引き込みは福岡県が担当するが、「道路を掘り返して整備するため、ケーブル類などの埋設物を調査して警察や関係企業との間で移設作業の調整が必要となる。このため現時点で完了時期は未定としている」(福岡県河川整備課整備第二係)。

 負担額は、県が数億円、柳川市が5000万円程度。西鉄が担当するにぎわい交流施設は「規模を含めて検討中であり、整備費用は確定していない」(柳川市都市計画課都市計画係)という。

 柳川市と西鉄は2015年にも、西鉄柳川駅のリニューアルのほか、東西の駅前広場や自由通路の整備を実施した。だが整備後も、駅前から川下りの舟乗り場、掘割といった「水郷柳川」ならではの観光資源が集まる市街地への誘導が不十分な状態が続いていた。柳川市では今回の整備事業によって二ツ川周辺の景観を整備するとともに、駅前から市街地への歩行者動線を確保することで、まち歩き観光人口の増加、西鉄柳川駅周辺のにぎわい創出を目指す。