千秋公園マップ(資料:秋田市)
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 秋田市は、市の中心部にある千秋公園の魅力向上につながる事業アイデアについて、民間事業者へのマーケットサウンディング調査を実施する。調査対象となる民間事業者は、主体的に事業を行う意欲のある法人または法人のグループ。2019年10月4日まで調査参加の申し込みを受け付け、10月23日~29日に、参加者それぞれに対して1時間程度の対話による調査を実施する。調査結果は11月中旬に発表する。

 秋田市は民間事業者のノウハウと活力を生かすことで、公園利用者の利便性や快適性を高めるサービスの創出を目指している。そのため今回の調査では、「千秋公園における市場性や参入意欲の有無」「事業アイデア(便益施設の種類、設置場所、範囲規模、管理運営の内容)」「事業手法(公園施設設置許可、公募設置管理制度:Park-PFIなど)」「想定される事業期間(投資回収に必要な期間)」「負担可能な土地利用料」「事業実現に向けた課題や留意点」を質問する。

 千秋公園は久保田(秋田)藩主・佐竹氏の居城だった久保田城の跡に整備された総合公園。JR秋田駅の徒歩圏内に位置し、広さは16万3600m2。園内には久保田城表門、久保田城御隅櫓(おすみやぐら)、御物頭御番所(おものがしらごばんしょ)、佐竹義重や佐竹義宣の具足を展示する秋田市立佐竹資料館、大坂冬の陣・今福の戦いで戦死した久保田城普請奉行の渋江内膳政光の記念碑などがある。

 来園者数は2010年に年間48万2000人を記録して以降、施設の老巧化やサクラの老木化によって、年間27万~35万人前後で頭打ち状態になっている。秋田市は、市中心市街地活性化基本計画において千秋公園を芸術文化ゾーンに位置付け、県・市連携の文化施設の整備など、にぎわいを取り戻すための取り組みを進めている。