大仙市でのミニトマトの栽培
(出所:シン・エナジー)
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ブランドミニトマト「恋ベリー」
(出所:シン・エナジー)
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「メガソーラービジネス」2019年9月18日付の記事より

 自然電力(福岡市)は9月9日、インターローカルパートナーズ(ILP、東京都港区)に出資すると発表した。同社は、全国各地で地域再生事業や地域プロデュース事業および地域プロデューサー育成事業を展開している。

 自然電力とILPは、両社の持つ地域ネットワークやノウハウを活用するし、新たな地域電力事業の構築や地域還元プロジェクトに取り組んでいく。

 地域電力事業では、自然電力が長野県小布施町らと共同で設立した「ながの電力」をモデルケースに、地元に電源を作り、その電気で新しい経済循環を生み出すことを目指す。また、電力基金活用事業(地域還元事業)では、合志農業活力基金のような売電収益の一部を地域活性化・課題解決に利用する流れを作ることを目指す。

 今回のILPへの出資は、自然電力のほかキリンホールディングス、LIFULL、東邦レオ(大阪市)が実施する。各出資者の強みを生かした事業育成を行っていく予定。

 再エネ事業者による地域活性化への取り組みについては、シン・エナジー(神戸市)が2月から淡路島でオリーヴ栽培を、4月から秋田県大仙市でブランドミニトマト「恋ベリー」の栽培を開始している。恋ベリー栽培では、ハウス農業に実績を持ちバイオ燃料を利用した循環型農業の研究にも取り組んでいる秋田農販(秋田県大仙市)と協業する。

 シン・エナジーでは再エネ事業と農業の相乗効果を生み出すにはハウス農業のノウハウが必要としており、今回の協業によって農業経営のノウハウ取得を目指す。将来的には、ハウス施設を拡大するほか、バイオガスプラントから排出する消化液や排熱、木質バイオマスプラントから排出する排熱などの農業への活用を検討する。