優先交渉権者のグループ構成(資料:八尾市)
[画像のクリックで拡大表示]
施設の概要(資料:八尾市)
[画像のクリックで拡大表示]
八尾市立病院のウェブサイト

 大阪府八尾市は9月19日、PFIによる2期目の市立病院維持管理・運営事業の優先交渉権者を、ニチイ学館を代表企業とするグループに決定した。事業期間は19年4月から15年間。ニチイ学館グループによる提案価格は、951億7054万7587円(税別)。事業者選定審査委員会(委員長:横山幸司滋賀大学社会連携研究センター教授)は、市が従来の手法で実施する場合に比べて、事業期間中の財政負担額が削減されることが見込まれることを確認した。

 現在のPFI事業の期間が2019年3月末に満了を迎えることから、八尾市では公募型プロポーザル方式で次期PFI事業者を募集していた(関連記事)。

 優先交渉権者に選ばれたニチイ学館グループは、2018年3月に八尾市の参加資格審査申請に合格。その後、市は6月に公募条件を緩和して再公募を行ったが(関連記事)、最終的に公募に参加したのは同グループのみだった。同グループの代表企業と構成企業は、現在、病院の運営・維持管理を行っている八尾医療PFIの代表企業・出資企業と同じ顔ぶれある。

 八尾市立病院のPFI事業は、施設整備を伴わない運営型PFI事業として04年に八尾医療PFI(代表企業:ニチイ学館、出資企業:関電ファシリティーズ、三菱商事、日本医学臨床検査研究所によるSPC)と契約した。次期については、包括業務委託、指定管理者制度、個別業務委託と比較した結果、長期的なサービス提供、継続性・安定性、業務範囲の広さ、現在の病院運営との親和性の観点から、PFI事業が優位であると判断した。