愛知県豊田市の鞍ケ池公園で、公募設置管理制度(Park-PFI)など民間活力を導入したリニューアル事業が始動する。新たにキャンプフィールドやカフェを整備し、高まるアウトドア需要やワーケーションなど「withコロナ」の新しい生活様式に対応した公園とする。2021年4月以降にリニューアルオープンする予定だ。

鞍ケ池公園の空撮。画面上部を左右に走るのが東海環状自動車道。右下の水面が鞍ケ池(写真:豊田市)
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カフェの外観イメージ(資料:大和リース)
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 1965年に開設した鞍ケ池公園は、市のシンボルとして親しまれている公園だ。起伏に富んだ約100万m2の広さの園内には、ボート遊びなどを楽しめる鞍ケ池と湖畔歩道、園内を一望できる若草山のほか、動物園、観光牧場、芝生広場、子ども向けのプレイハウスなど様々な施設がある。これらを有効活用しながら、民間活力を導入した公園のさらなる魅力向上や知名度向上を目指す。事業を担うのは、大和リースを代表企業とする「鞍ケ池公園ミライプロジェクト共同企業体」。豊田市は8月28日に公募設置等計画を認定し、計画の概要が明らかになった。

 今回、認定された計画では、Park-PFIの公募対象公園施設として鞍ケ池の湖畔にカフェを、特定公園施設として公園中央部に案内所となるサービスセンターを整備。公園と隣接する東海環状自動車道からの玄関口となるエリアから若草山に向かう一帯に、公園の豊かな自然を楽しめるキャンプフィールドとして、レストラン・ストア棟、宿泊用トレーラーハウス、ピクニックエリア、アウトドアオフィス・デイキャンプエリアを整備する。カフェにはスターバックスコーヒーが出店する予定だ。また、共同企業体の自主事業として、既存の植物園を活用した乗馬体験を実施する。

 キャンプフィールドの事業方式は設計施工一括発注方式で、サービスセンターと合わせた整備費用は5億9400万円。管理運営は、動物園部分を除く公園全体について指定管理制度により実施する。

 共同企業体の構成員は、大和リースのほか、ホーメックス(施設運営)、川合造園土木(植栽修景)、スノーピーク(キャンプフィールド運営)、スノーピーク地方創生コンサルティング(キャンプフィールドの企画など)、エルミオーレ(乗馬事業)の計6社(カッコ内は各社の役割)。公募に対して4グループから応募登録があったが、3グループが辞退。提案書を提出したのは大和リースグループのみだった。