未利用財産等の活用提案となる芦見生涯教育施設(提供:福井市)
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大和紡績工場跡地(提供:福井市)
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(仮称)健康公園用地(提供:福井市)
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 福井市は2019年度の財産有効活用民間提案制度で9月3日から提案を募集している。民間事業者から財産の利活用の提案を受けて、市の収入確保と市民サービスの向上につなげるのが目的だ。

 福井市はこれまで土地建物の売却や広告掲載で市有財産の有効活用と収入の確保に取り組んできた。そんななか、市民サービスを継続的に実施するためのさらなる取り組みが必要だと考え、民間事業者のユニークな発想やアイデアによる提案を募集する民間提案制度を2018年から開始、今回が2度目となる。

 民間提案制度による公募では、前回同様「未利用財産等の活用提案」と「広告提案」の2つを募集している。

 「未利用財産等の活用提案」の対象となるのは、

  1. 芦見生涯教育施設 2階
  2. 蒲生町地係 公有水面
  3. 大和紡績工場跡地(山奥町地係ほか)
  4. 大森団地(4件)  ※1件は成約済
  5. 大宮町地係
  6. (仮称)健康公園用地(ふくい健康の森テニスコート付近)

の6つ。自然豊かな中山間部や海岸部など特色のある地域が多く、各地域の活性化につながるモデルケースの提案が期待されている。

 提案できるのは、事業を自ら安定的に実施できる法人や団体。共同提案や広告代理店による提案も可能だ。事前相談や現地調査の受付は11月5日まで。提案書類は11月8日まで受け付ける。11月中旬には書類審査、12月上旬にはプレゼンテーション審査を予定し、12月下旬に審査結果の通知・公表する。

 福井市は、2018年度には、未利用財産などの売却や借受けに関する提案の「未利用財産等の活用提案」と、市有財産への広告掲載やネーミングライツに関する新たな提案の「広告提案」の2つを募集した。「未利用財産等の活用提案」は、市庁舎本館地下食堂スペースの活用提案としてハートランド福井の「地下食堂の運営」を選定した。内装が一新され、現在は職員に加えて来庁者の利用も見られている。「広告提案」は、新たな広告収入を確保できるとして、ホープの「広告モニター付設置型授乳室の設置」を採用。木製の温かみのある授乳室は、乳児を連れた来庁者によく使われている。

 市の担当者は「少子高齢化やそれに伴う厳しい財政状況を見ると、現状のすべての施設を今まで同様に運営していくのは難しい。今後、施設を再編成するなかで、機能廃止後の遊休施設の有効活用について、当制度を活用して進めていきたい」と語る。