東京都町田市は、町田駅周辺の保健施設を含む複合施設の整備、教育センターの建替えの2案件についてサウンディング型市場調査を実施する。調査への参加申し込みは10月2日まで。10月12日〜23日に1事業者あたり1時間〜1時間半の個別ヒアリング形式で実施し、結果は12月頃に市のウェブサイトで公表予定だ。

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公共施設再編の全体スケジュール(資料:町田市)

 町田市は、2018年6月に策定した「みんなで描こう より良いかたち 町田市公共施設再編計画」に基づき、高齢化や社会ニーズの多様化などの変化に対応した再編を目指している。今回のサウンディングの結果を踏まえ、建て替えの「複合化方針」を2020年度中に策定したい考えだ。さらに、これらの施設を含めた町田駅周辺公共施設全体の方向性を示す「町田市公共施設再編構想」を2021年度中に策定した上で、2022年度以降、順次事業を実施する予定だ。

 保健施設を含む複合施設について町田市は、整備候補地としてJR/小田急町田駅から徒歩15分圏内の5カ所を挙げる。約2900m2程度(部屋の部分のみ)の規模の施設に、(1)保健衛生施設、(2)保健センター 、(3)休日・準夜急患こどもクリニック(医師会)、(4)休日応急歯科・障害者歯科診療所(医師会)、(5)多目的スペースを整備したい考えだ。

 事業スキームは、事業用定期借地契約を締結して民間事業者が対象地を市から借り受け、自ら施設整備・運営を行い、完成後の建物には、民間のテナントのほか、市の保健施設などの機能もテナントで入居することを想定している。

保健施設を含む複合施設の候補地(資料:町田市)
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想定する事業スキーム(資料:町田市)
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 建て替えを構想している教育センター(敷地面積1万3808m2)は、JR古淵駅から徒歩10分の場所に位置しており、旧忠生第四小学校を活用して2004年6月に開設した施設だ。建て替え後は、約5800m2程度(部屋の部分のみ)の規模の施設に、(1)教育センター、(2)子ども関連施設、(3)高齢者関連施設を整備したい考えだ。

 教育センターの建て替え事業のスキームについては、「決定していない」としつつも、前述の保健施設を含む複合施設と同様の手法や、土地の一部について事業用定期借地契約を締結し、市が獲得する資金を原資の一部として、事業用定期借地契約を締結しない用地において市が複合施設を別途建設する事業手法を例示している。

教育センターの位置(資料:町田市)
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教育センターの建て替えについては、保健施設を含む複合施設と同様の事業スキームのほか、上図のスキームも例示(資料:町田市)
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 調査では、当該地を活用した事業アイデアやその手法、既存建物の取り扱い、市の入居機能や規模などのほか、新型コロナウィルス感染症が事業に与える影響についてもヒアリングを行う。