油山市民の森の位置(資料:福岡市)
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市民の森のキャンプ場と牧場のレストラン・売店(資料:福岡市)
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市民の森と牧場のエリア区分(資料:福岡市)
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想定する事業スキーム(資料:福岡市)
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 福岡市は、「油山市民の森」と「油山牧場」の再整備にあたり、サウンディング型市場調査を実施する。市のリニューアルプラン(素案)を踏まえた提案や意見を求める。公募要項などの配布申し込みは10月9日に締め切り、提案・意見書の受け付けは10月12日から16日まで。提案・意見書を提出した民間事業者のうち希望者を対象に10月19日または20日に個別対話を行う。なお、現地見学会を10月6日と7日に開催し、見学会への参加は10月2日まで受け付ける。

 「油山市民の森&油山牧場リニューアルプラン」(素案)では、両施設の課題として施設の老朽化や利用者層の偏り、施設間の連携不足などを指摘。両施設を一体運営し、民間活力を導入する方針を打ち出している。事業公募は2021年度を想定しているが、公募開始時期は新型コロナウイルスの影響なども踏まえて判断する。

 両施設を公共エリア(指定管理事業)と民間活用エリア(新たな魅力創出事業)にそれぞれ区分し、各エリアについて民間事業者の提案を求めていく。指定管理事業と新たな魅力創出事業の事業期間を同一期間とし、指定管理開始日から10~15年を想定している。市は公共エリアの指定管理費と基盤・インフラ施設整備費を負担する。

 油山市民の森は、標高597メートルの油山のほぼ中腹に位置し、福岡市の都心部から車で約30分。市内で気軽に森林散策ができる数少ない山の一つだ。約94ヘクタールの敷地には、自然観察センターやキャンプ場、アスレチック施設、展望台などがあり、自然体験プログラムなどが行われている。近年は、年間18万人前後が利用している。

 隣接する油山牧場は、敷地面積47.5ヘクタールで、市内酪農家の子牛を育てる公共育成牧場であるとともに、搾乳体験や乗馬体験などができる観光牧場。バーベキューデッキや遊具施設などもあり、家畜とのふれあい体験、バターやウインナーの手作り体験などが実施されている。近年の利用者数は、年間36万人前後。

 個別対話は、福岡市天神地区の会議室で行う予定だが、状況に応じてオンライン会議とする場合もある。サウンディングには複数の法人で構成するグループでの参加も可能だ。