実験車両の運行コース(出所:岐阜市)
実験車両の運行コース(出所:岐阜市)
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 岐阜市は2021年10月23~31日まで、小型バスタイプの電気自動車を使った自動運転の実証実験を中心市街地で実施する。岐阜市長の柴橋正直氏が8月25日の定例記者会見で明らかにした。

 岐阜市は、持続可能な公共交通ネットワークの構築を目的として、2019年度から自動運転の実証実験に取り組んでおり(関連記事)、中心市街地における小型バス車両を使った実験は昨年度(4日間)に続いて2回目となる。

 運行コースは「中心部ループ線ルート(市庁舎~JR岐阜駅~市庁舎)」と「若宮通りルート(市庁舎~若宮通り~市庁舎)」があり、所要時間は前者が40分程度、後者が20分程度。運行時間は午前10時から午後4時30分で、便数は1日6便程度を予定する。

 期間中は、市内在住・在勤・在学で、乗車前後のアンケートや顔認証登録に協力できる計300人が体験乗車する。参加費は無料で、募集は9月24日で終了した。

実験車両「NAVYA ARMA」(左)とその車内(右)(出所:岐阜市)
実験車両「NAVYA ARMA」(左)とその車内(右)(出所:岐阜市)
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 検証内容は「車両が信号機と通信して、信号の状態を自動で判断して走行する」「車両が横断者を自動で検知して走行する」など。さらに、乗務員が同乗しないバスの運行を想定して、「車内の遠隔監視」「キャッシュレス決済のための顔認証」の実験も行う。車両には、運転席のない自動運転専用車両「NAVYA ARMA(ナビヤ・アルマ)」(仏Navya製)を使用する。同車両はハンドル、アクセル、ブレーキペダルを持たず、緊急時は専用コントローラーを使った手動操作で走行する。車両の乗車定員は15人(座席数11)だが、新型コロナウイルス感染症の対策として車内の密状態を避けるため、今回の実験は乗車定員5人で運行する。