改修後イメージ。上は小池煙草店・宮谷家、下はマル十薬局(2点とも発表資料より)
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改修後イメージ。上は小池煙草店・宮谷家、下はマル十薬局(2点とも発表資料より)
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改修後イメージ。上は小池煙草店・宮谷家、下はマル十薬局(2点とも発表資料より)

 秩父まちづくり(埼玉県秩父市)は、秩父市と連携して古民家再生事業を実施する。第一期として、西武秩父駅近くに立地する「小池煙草店」と併設の「宮谷家」、「マル十局」の3棟を民間所有者から賃借し、分散型ホテルに改修する。開業は2022年春頃を予定する。以降、秩父市の山間部まで視野に入れた事業展開を計画している。

 小池煙草店は昭和初期に建設された国の登録有形文化財。マル十薬局も、明治から昭和初期にかけて建てられた古民家だ。今回の事業では、床面積390m2のマル十薬局にフロントを置き、レストランと5室の客室に改修。小池煙草店(112.91m2)と宮谷家(147.46m2)には客室3室と飲食店を配する。ホテル機能を分散することで、滞在客の回遊を誘発する狙いだ。

 秩父まちづくりは、西武プロパティーズ(東京都豊島区)、秩父地域おもてなし観光公社(埼玉県秩父市、以下観光公社)、NOTE(兵庫県丹波篠山市)、 三井住友ファイナンス&リース(東京都千代田区、以下SMFL)が共同出資して、2020年8月に設立した株式会社だ。この事業では、西武プロパティーズが事業全体の支援と西武グループとの連携を、観光公社が施設運営を担う。NOTEは古民家を核としたエリア計画の策定や開発支援、 SMFLは資金面のアレンジを行い、埼玉りそな銀行、 三井住友銀行、飯能信用金庫も協力する。

 秩父市は歴史的建造物の活用による観光振興や地域活性化を目指し、事業者と情報を共有しながら、地域との調整やイベント開催などに協力する。