福井市庁舎の位置(資料:福井市)
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福井市庁舎本館の地下食堂スペース(資料:福井市)
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提案制度の流れ(資料:福井市)
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 福井市は、市有財産を有効活用して事業を行う民間事業者を募集している。同市の民間提案制度に基づくもので、9月19日に提案募集を開始した。提案前に必須となる事前相談と現地調査の受付は11月2日まで。提案書類の提出期限は11月8日だ。なお、市に経費負担が発生する提案と、提案者以外が実施主体となることを前提とした提案は不可とする。

 求める提案は、未利用地や建物内の余剰スペースなど未利用財産の売却や賃貸利用に関する「未利用財産等の活用提案」と、市有財産への広告掲載やネーミングライツに関する「広告提案」の2種類。提案者自らが実施することを前提に、提案を募集する。

 今回、「未利用財産等の活用提案」が対象とする財産は、市庁舎本館地下食堂スペース、大和紡績工場跡地、大森団地、大宮町地係、棗出張所跡地、(仮称)健康公園用地の6カ所。市庁舎本館地下食堂スペースは、コンビニや食堂の設置を条件とする貸しスペースで、そのほかの5件は土地だ。大森団地は5件の宅地で、これは購入の提案でも構わない。また、施設の廃止や休止を伴う提案は不可とする。

 「広告提案」は、公共施設内の広告掲出や施設のネーミングライツ、物品、印刷物など市が保有する資産を対象とする。ただし、福井市で既に実施している広告掲載の提案はできない(媒体や掲載場所が異なれば提案可)。

 「未利用財産等の活用提案」は、書類審査を経た後、プレゼンテーション審査を行い、事業化に向けた協議を行う事業を決定。審査では独自性や市民サービスの向上、地域性、財政負担の軽減、実現性の観点で評価する。プレゼンテーション審査は11月下旬を予定している。「広告提案」は書類審査のみ。両提案とも、審査の結果は12月上旬に市のホームページで公表する予定だ。その後、事業化に向けた協議に入る。

 福井市では、集まった提案の中から、市の収入確保と市民サービスの向上につながる提案を選び、提案が採用されて市との間で協議が整った場合には提案者と契約を行う。ただし、関係者との調整がつかないなどの理由で提案内容が実現できなくなった場合は、事業化されない。

 提案できるのは、提案内容を自ら実施する法人や団体。事業を実施できる団体であれば、法人格は問わず、個人事業主でもかまわない。提案書類を提出する前に、面談による事前相談を必須とするので注意が必要だ。事前相談を行っていない提案は受け付けない。