2019年10月1日、プロ野球の北海道日本ハムファイターズが北海道北広島市に建設を計画している「北海道ボールパーク」について、企画や運営を担う新会社「ファイターズスポーツ&エンターテイメント」が設立された。社長には、北海道日本ハムファイターズ社長の川村浩二氏が就任した。これに伴い、これまで新球場とボールパークの計画推進に当たっていた北海道ボールパークは、9月30日付で解散した。

新球場とボールパークの完成イメージ。スライド開閉式の屋根は北海道に多い「切り妻屋根」とし、グランドには天然芝を敷く
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 新球場とボールパークの建設では、様々な形で官民が連携する。新会社には、北海道日本ハムファイターズ、日本ハム、電通の3者が出資しているが、10月2日には、民間都市開発推進機構(民都機構)を引受人とする39億円の第三者割当増資を20年5月までに行うことが決まった。民都機構の出資は、国土交通省が認定する「民間都市再生整備事業計画」に対して行われる金融支援で、これまでに49件の実績がある。スポーツ施設への出資は今回が初めてだ。

 また、18年11月には北海道、北広島市、北海道日本ハムファイターズ、北海道ボールパークの4者が協定を結んでおり、アクセス道路の整備や鉄道輸送力強化といった基盤整備、ボールパークを活用したスポーツ振興・地域振興などに取り組んでいる。

新球場の周囲には、飲食や買い物ができるマーケット、グランピングや各種スポーツが楽しめるエリアなどを整備し、にぎわいのあるコミュニティー空間の形成を目指す
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 新会社は20年1月から、これまで北海道日本ハムファイターズが手掛けていたプロ野球関連の興行業務を引き継ぐほか、新球場・ボールパークの建設を具体化する役割を担う。開業後は新球場を保有し、新球場の運営やボールパーク全体のマネジメント業務を手掛ける。

 建設地となる「きたひろしま総合運動公園」では、19年10月時点で予定地の造成が始まっている。着工は20年5月の予定で、23年春のオープンを目指している。