沖縄県読谷村は、ケイスリー(那覇市)に業務委託し、行動科学を活用した新型コロナワクチンの接種率向上事業を行う。若年層を対象に、従来のハガキに加え、LINEやSMS、ホームページの使い分けと組み合わせにより、各人の特性に合った内容のメッセージを、適切な手段で届ける。実施期間は11月30日まで。業務委託費は非公表。

 人口約4万人の読谷村では、65歳以上の住民の80%以上が2回の接種を終えているが、全国と同様、若い年代ほど接種率が下がる。適切な情報に基づいて接種の意思決定ができるよう、行動科学とデジタル化によって環境を整える。

読谷村の年代別ワクチン接種率(読谷村のデータを基にケイスリー作成)
読谷村の年代別ワクチン接種率(読谷村のデータを基にケイスリー作成)

 読谷村とケイスリーとの間では、今回の事業での具体的な成果目標は設定していない。「受けたい人が全員受けた状態、11月30日までに接種を希望する人全員が接種できることを目標としている。ワクチンの接種勧奨においては、コロナワクチン接種を強制するものではなく、希望しているが接種できていない人や、情報が氾濫しており判断をしかねている人の後押しが主であるという点を重要視している」(ケイスリー)という。

 読谷村とケイスリーは2021年9月17日に「行動科学を活用した村民本位の政策推進に関する包括連携協定」を締結。今回の取り組みが最初の事業となる。