東京都墨田区は、再整備中の墨田区立隅田公園について、サウンディング型の市場調査を実施する。現在、第2期整備として、公園北側(公園の中央にある日本庭園から言問通り周辺まで)の再整備に向けた検討を進めているところだ。公園北側には日本庭園、広場、売店、魚釣り場などの公園施設があり、整備範囲の面積は約1万9000m2に上る。整備・運営に公募設置管理制度(Park-PFI)や指定管理者制度などの民間活力の導入を検討している。

隅田公園の位置(資料:墨田区)
隅田公園の位置(資料:墨田区)
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第1期、第2期の範囲と現況(資料:墨田区)
第1期、第2期の範囲と現況(資料:墨田区)
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第2期エリアのゾーニング(資料:墨田区)
第2期エリアのゾーニング(資料:墨田区)
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 対話は11月29日から12月3日の期間に実施する。参加を希望する場合は、11月17日までに所定のエントリーシートと提案シートを電子メールで提出する。これに先立ち、10月15日から10月21日の期間に現地案内を含めた事業説明会を開催する。説明会への参加申し込みは10月6日まで。

 隅田公園は隅田川沿いに広がる公園で、このうち左岸側(墨田区側)が今回の対象となる墨田区立隅田公園だ。約8万1000m2の広さで、春は桜の名所、夏は隅田川花火大会の会場として知られる。公園は、2014年から始まった北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業による再整備の途中段階にある。2020年に再整備が完了した公園南側(第1期・関連記事関)に続き、第2期整備を進めていく。サウンディングでは、Park-PFIの公募対象公園施設として整備する収益施設に関する提案、指定管理者制度に関する関心や必要な条件、および公園の利活用に関するアイデアを聞く。

 今回の整備範囲である公園北側は、公園の中心にある「日本庭園ゾーン」のほか、墨堤通り沿いの外周植栽部分にあたる「墨堤のサクラゾーン」、日本庭園北側の「広場ゾーン」、日本庭園の東側で、通りをはさんで牛嶋神社に隣接する「神社南ゾーン」、および言問通りの北側に位置する「魚釣り場・売店ゾーン」に区分けされており、再整備は現状のゾーニングを踏襲する。このうちPark-PFIによる民間収益施設を整備する場所の候補として想定しているのは、広場ゾーン、神社南ゾーン、魚釣り場・売店ゾーンの3カ所だ。民間収益施設については、事業への関心度、実施可能な事業の内容、事業の実施体制、事業実施に必要となる条件などを聞く。なお、Park-PFIによる整備は、2022年度夏頃に事業者の公募を開始し、冬頃に事業者を選定するスケジュールを想定。共用開始は2025年度以降を予定している。

 公園の利活用に関するアイデアは、老朽化し、改修・改築を検討している魚釣り場の活用アイデア、日本庭園の魅力やポテンシャルを活かした管理方法や活用アイデア、公園の日常的な利活用に向けたアイデア、東京スカイツリーと浅草を結ぶ東西方向の賑わいを南北方向にも広げる整備アイデア―の4点について提案を求めている。このほか、新型コロナウイルス感染症リスクと新しい生活様式への対応、東京スカイツリーなど周辺施設との連携、区内事業者や地域住民との連携などについても提案があれば受け付ける。