三重県は「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」第1期の公募で、エアモビリティ(東京都新宿区)の「空飛ぶクルマのナビゲーションシステム『AirNavi』の有効性をドローンを使って検証する」という提案を採択した。2021年9月以降、実証実験の実現可能性を確認したうえで実験を実施し、成果報告会を2022年3月に開催する。

AirNaviの画面イメージ(出所:エアモビリティ)
AirNaviの画面イメージ(出所:エアモビリティ)
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AirNaviによる飛行ルート設定までのイメージ(出所:エアモビリティ)
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 AirNaviは、エアモビリティの空飛ぶクルマ運航インフラプラットフォーム「AirMobility Service Collaboration Platform(ASCP)」の主要機能の1つ。利用者が目的地を入力すると、気象データや離着陸場などの情報を考慮しながら、最適な飛行ルートを設定する。飛行ルートのリスク評価結果と既存の保険内容を確認して、必要に応じて利用者に適切な保険の追加購入を促す機能も備える。

 実証実験には、エアモビリティ、三重県に加えて、東京海上日動災保険、ダイナミックマップ基盤(東京都中央区)、ウェザーニューズ、ゼンリン、 三菱電機、KDDI、長大、イームズロボティクス(福島県南相馬市)、マゼランシステムズジャパン(兵庫県尼崎市)も参加する。これらの企業が、気象、地図、離発着場、飛行ルートのリスク評価などのデータ、各種機器類を提供し、AirNaviの有用性を共同で検証する。なお、三重県、エアモビリティ、東京海上日動火災保険株の三者は2020年11月、「三重県内における『空飛ぶぶクルマ』の実証実験、実用化に向けて連携する包括協定』を締結している。

 クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業は、アフターコロナの新常態(ニューノーマル)で新たに発生する地域・社会課題に、革新的なビジネスモデルやテクノロジーで対応しようとする国内外の大企業・スタートアップからアイデアを募集するもの。実証実験・社会実装の支援を通じて、全国にさきがけて感染防止対策や新しい生活様式のモデルを構築することを目指している(クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業ホームページ)。第1期の公募では、エアモビリティを含む11事業者からの9提案を採択した(採択事業者の発表資料)。