大阪府富田林市は2019年10月7日、公民連携に関する企業や団体からの相談・提案を一元的に受け付けるワンストップ窓口「富田林市公民連携デスク」を開設した。企業や団体との対話を通じて相互理解・合計形成を図るとともに、相談・提案の内容に応じた事業担当部局とのマッチングや実現に向けた調整、市役所内での公民連携に関する情報共有を担当する。

公民連携に関する企業や団体からの相談・提案を一元的に受け付けるワンストップ窓口となる(出所:富田林市)
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富田林市の公民連携フロー図(出所:富田林市)
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 富田林市が公民連携に取り組む背景には、少子高齢化、財政状況の悪化によって行政だけでは解決が難しい課題を、民間の企業や団体との連携で解決に導きたいとの狙いがある。特に、行政側の財政や人的な負担を要しない「包括連携協定」「個別連携協定」「連携協定を伴わない協働」によって、市民サービスの向上、地域課題や行政課題の解決を図りたいとしている。

 2019年7月に策定した「富田林版SDGs(持続可能な開発目標)取組方針」でも、その基本的方向3「SDGsを介した様々な連携の創出」で「SDGsを共通言語とした公民連携の推進」を打ち出している。一方、公民連携に参加する企業・団体には、CSR(企業の社会的責任)の実践、企業・団体ブランドイメージの向上、新たなビジネスモデルや市場の創造、研究成果の実証実験や社会還元、人材育成などのメリットがあるとしている。

 公民連携デスクの設置に合わせて、富田林市では市のイメージアップ活動である「シティセールス」に限定した公民連携の提案を募集している。募集期間は9年10月8日から11月29日まで。提案書の提出、または市役所への来庁による対話での提案を受け付ける。なお同募集期間内、シティセールス活動以外の公民連携の提案・相談も随時受け付けているという。