多徳島の位置。賢島の観光船乗り場から約650mの海上にある(写真:志摩市)
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 三重県志摩市は、市が所有する無人島・多徳島の民間事業者による活用案を求めてサウンディング型市場調査を実施する。参加受け付けと提案書提出は11月22日まで、12月2日〜13日に対話を行い、2020年1月上旬に結果概要を公表する。現地見学希望者には事前に日程調整した上で上陸を許可する。

 多徳島は16年の伊勢志摩サミット開催地である賢島から船で5分ほどの位置にあるが、定期船は運航されていない。宅地面積4万222m2で、築年不明の倉庫ほか登記されていない建物が存在するが、現在は無人だ。市によれば、明治期に御木本幸吉が半円養殖真珠を発明した場所で、「真珠のふるさと」と呼ばれる。

 市は民間事業者に、英虞湾の観光振興や、地域の雇用創出、他地域からの流入・交流人口の増加、地域住民の参加や交流などの活性化につながる事業アイデアを期待する。用途や管理・運営方式は定めていないが、所有権は市が持ち、貸し付けによって事業を行うことを想定している。

 提案書の様式は任意で、(1)希望する物件(土地・建物)、(2)利用形態(全島利用または部分利用)、(3)期間、(4)具体的な事業イメージとその採算性や運営の仕組み、(5)地域貢献の内容や地域との関わり方、(6)活用アイデアを実現するための要望など――を、可能な範囲で盛り込むこととしている。