愛知県江南市は、名鉄布袋(ほてい)駅東地区の複合公共施設整備事業者に、スターツコーポレーション(東京都中央区)を代表とする企業グループを選定、事業契約を締結した。同社以外の構成企業は三上建築事務所、スターツCAM、波多野工務店、スターツファシリティーサービスの4社。

 施設は公共施設として図書館、保健センター、子育て支援センター、交流スペースなどを、民間施設として食品スーパー、物販施設、保育所、地域交流施設(フューチャーセンター)などを備える。公共施設が鉄骨造4階建てで延べ床面積7049m2、民間施設が鉄骨造3階建てで同7597m2。市は都市計画マスタープランで布袋駅周辺を市の「サブ核」に位置付け、2019年3月に「布袋駅東複合公共施設基本計画」を策定した。基本コンセプトは「江南市の南玄関口にふさわしい賑わいと、安心して住み続けられるまちの交流施設」だ。

施設の完成予想パース(資料:江南市)
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 施設は2023年4月の開業を予定し、事業期間は30年。市有地に定期借地権を設定し、建物は市と事業者で区分所有する。国の社会資本整備総合交付金を利用して施設の設計・施工を事業者に一括発注し、併せて維持管理も委託するDBM方式を前提に、公募型プロポーザルを実施。応募2者の中からスターツコーポレーショングループを選定した。次点は清水建設グループだった。

事業スキーム(資料:江南市)
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 スターツコーポレーションの提案価格(市の支出から地代収入を差し引いた額)は58億7335万9150円で清水建設グループを上回ったが、提案内容の評点が高く、最優秀提案に選定された。特に「地元企業の活動を視野に入れたフューチャーセンター」の提案、事業継続のバックアップ体制や将来の賃料下落リスクを配慮した事業計画、駅東駅前広場との連携などが高く評価された。