ソーラーカーポートから充電する公用車EV
ソーラーカーポートから充電する公用車EV
(出所:出光興産)
[画像のクリックで拡大表示]
EV充放電器に接続された公用車EV
EV充放電器に接続された公用車EV
(出所:出光興産)
[画像のクリックで拡大表示]
「メガソーラービジネス」2021年10月7日付の記事より

 宮崎県国富町、出光興産、日本ユニシス、スマートドライブ(東京都千代田区)は、太陽光発電と蓄電池システム、電気自動車(EV)を最適に連係制御し、レジリエンスを高めるマネジメントシステムを実証する。

 実証事業の名称は、「自治体公共施設における太陽光発電システム、蓄電池、EVを活用したエネルギー利用の最適化と災害時のレジリエンス向上のためのエネルギーマネジメント実証」で、10月1日からシステム運用を開始した。

 同実証は1月に概要を発表したもので、4月から実証機器の導入工事を開始し、10月1日から実証機器の遠隔制御など実質的な実証実験を開始した。期間は2023年3月31日までの予定。

 国富町役場にソーラーカーポート1式、EV充放電器2台、EV充電器1台、蓄電池2台、公用車EV3台、エネルギーマネジメント用ゲートウェイ機器1式、車両管理システム「SmartDrive Fleet」用車載デバイス3台を導入した。

 導入機器のメーカーは非公表だが、出光興産の100%子会社であるソーラーフロンティアが取り扱う製品となる。エネルギー管理システム(EMS)には、ソーラーフロンティア国富工場で2021年3月から開始したEVおよび蓄電池の充放電の最適制御実証において基礎検証を行ったシステムを活用する。

 車両の予約情報と走行データを活用したEV稼働状況予測に基づく充放電計画の最適化を実証する。また、太陽光・EV・蓄電池などの分散型電源の特性を踏まえた複合制御による電力需要のピークカット、停電時の電力供給を考慮した蓄電池・EVの充電残量なども制御する。

 EV導入と太陽光からの電力供給により、年間約4800kgのCO2排出削減を見込んでいる。また、停電時には、国富町役場の災害対策本部の特定用電源に電力供給が可能。EV3台分で1週間程度の電力を供給できる。