富山県は、2022年3月末に閉校となる富山県立南砺福光高校(南砺市)の土地と建物の有効活用方法を検討しており、対話を通じて広く民間事業者の意見を求めるサウンディング型の市場調査を実施する。サウンディングおよび現地見学を兼ねた説明会は、いずれも2021年10月から12月の期間で個別に実施する。参加を希望する場合は、見学・説明会は11月30日まで、サウンディングは12月10日までに申し込む。

南砺福光高校周辺の空撮(資料:富山県)
南砺福光高校周辺の空撮(資料:富山県)
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南砺福光高校の敷地平面図(資料:富山県)
南砺福光高校の敷地平面図(資料:富山県)
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 南砺市は富山県の南西部に位置し、富山市から約40km、金沢市から約30kmの距離にある。砺波平野の水田地帯に広がる散居村が織りなす独特の集落景観、ユネスコ世界遺産にも登録された「五箇山の合掌造り集落」などの観光資源を持つ。南砺福光高校はJR城端線の福光駅から徒歩18分の場所にあり、3万3806m2の敷地には1965年から1986年にかけて竣工した校舎、1962年と1989年に竣工した2つの体育館などが現存している。グラウンドには6基の夜間照明もある。

 高校周辺は文教ゾーンで、自然環境にも恵まれた場所であることから、県は、教育・人材育成施設や子育てサポート・子どもの遊び場施設としての活用を想定。高等教育機関のサテライトキャンパスやリカレント教育施設、子どもの可能性を広げる施設、子ども・子育て世代にとって魅力のある施設のほか、様々な世代が交流し、自己研鑽の場となる施設など幅広い提案を募集している。

 建物は改修または取り壊し、土地は購入または賃借、活用範囲は全部または一部のいずれの提案でも構わない。ただし、自らが事業の実施主体になることを前提とする。

 調査ではこれらを踏まえて、施設・土地の魅力や強み、利活用事業の検討意向、利活用の具体的な内容、事業実施に当たっての課題や県に期待する支援などについて対話を交わす。オンラインでの参加も可能だ。