福島県須賀川市は、国指定の名勝「須賀川牡丹園」に隣接する約10万m2の市有地、「牡丹台アメニティゾーン」について、道の駅を核とした整備を検討している。整備に当たり、民間事業者の意見や提案を求めるサウンディング型の市場調査を実施する。参加希望者は所定のエントリーシートを提出し、その後、市と個別対話を行う。エントリーシートの受け付けは10月31日まで。個別対話は11月29日までの期間に実施する。

須賀川牡丹園付近の現況。赤の破線が「アメニティゾーン」で、全体がサウンディング調査の対象となる。黄色の破線が県道沿いに整備する道の駅の位置(資料:須賀川市)
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 牡丹台アメニティゾーンは、福島空港と須賀川の市街地を結ぶ県道古殿須賀川線沿いにあり、牡丹園の臨時駐車場や市民牡丹庭園、パークゴルフ場などとして暫定的に利用されている。隣には牡丹園、さらにその隣には運動公園がある。市は同ゾーンについて、牡丹園との四季を通じた一体的な活用を目指しており、地域の特産品や情報の発信拠点となる地域振興施設、道の駅の整備を計画。それらを核として、周辺エリアの魅力を引き出し、にぎわいの創出につなげる考えだ。

 民間事業者に求めている意見や提案は、道の駅を核としたエリア内の土地利用プラン、周辺施設と連携できる取り組み、観光・商工農との連動や6次産業化といった市内産業の振興・活性化が図れるプラン、施設整備を伴わないイベントなどについて。個別対話では、区域内のゾーニングイメージのほか、事業手法や収益モデル、利用者層・集客範囲、想定される事業上の課題、事業提案を実現するために市に期待すること、他の事業者との連携希望の有無などについて意見を交わす。

 また、この調査と同時に、同ゾーンへの出店意向も調査している。所定の意向シートに店舗の内容や必要面積、出店希望時期などを記入して提出する。受付期間は10月31日まで。出店意向調査については、個別対話は実施しない。

 調査の結果の概要は、12月頃に公表する。その後、2020年3月頃をめどに基本構想を決定し、20年度から基本計画や基本設計などを開始。24年度のオープンを目指す。